新規事業立ち上げ?? ~高齢化社会のニーズに応える仕事~
新規事業と聞くと「よし!この分野で勝負するぞ!」という強い想いをもって始めるイメージがあるかもしれませんが、残念ながら自分にはそこまでの気合は持ち合わせていません・・
この20数年、ひたすら「頼まれごと」を一つ一つ丁こなしていく中で、いつの間にか仕事になり、商売に繋がっていく――そんな流れでここまでやってきました。
今回も例によって、その延長線上でのお話です。
お声がけいただいたのは、除排雪業務でお世話になっているマンション管理組合様。
内容は【植栽管理】と【外構管理】です。言い換えれば、マンションの敷地内を通年で美しく、安全に保つための維持管理作業。
主な作業は、
花壇や植栽の水やり
雑草の除去、落ち葉清掃
共用部や歩道の清掃
排水溝・側溝の詰まり確認
照明やフェンスなどの構造物の点検
ひび割れ舗装の簡易補修
…といった日常的な軽作業です。
頻度は月に15日程度、つまり約2日に1回のペースで現場を巡回します。
これまではマンションの住民の方々がボランティアで管理されていましたが、築40年近く経過し、住民の高齢化に伴って体力的に厳しくなってきた背景があります。
その結果、「誰かにお願いできないだろうか?」というニーズが生まれ、私に声をかけていただいた形です。
実際に取り組み始めてみると、この仕事の奥深さに気づかされます。
高頻度で巡回するからこそ、設備の小さな異常や不具合、事故の芽を早期に発見できる。日々の積み重ねが、大きなトラブルを未然に防ぎ、マンション全体の資産価値維持にも繋がっていきます。
今後、こうした『ちょっとした手助け』の需要はますます高まっていくと感じています。高齢化、少子化、共働き世帯の増加…様々な社会背景の中で、日常管理をプロに任せたいというニーズは確実に増えていくはずです。
今回の経験を通じて、除排雪だけでなく「通年の総合管理サービス」という新たな事業の柱が少しずつ見え始めてきました。
頼まれごとから生まれたこの仕事も、もしかしたら数年後にはASKの重要な事業のひとつに育っているかもしれません。