新人ライギョマン② 前半戦 デビュー~7月末

すっかりライギョ釣りの虜になった自分。YouTubeではライギョ関連の動画ばかり視聴し、車内では友人のKM君から借りたDVDを繰り返し再生。
正確なキャストと合わせのタイミングを徹底的にイメージトレーニングする日々が続いています。

今まで自分が中心にやってきた釣りは、海や湖での広範囲を探るスタイル。
ターゲットは主に鮭や鱒で、飛距離重視の釣りが多く、「向こう合わせ」でも十分ヒットに持ち込めました。
しかしライギョ釣りは正反対。特に「合わせのタイミング」には本当に苦労しました。

市内のポイントは3か所ほどに絞り、ローテーションを組んで通っています。
釣行前日から天候や気温、風向きを意識し、仕事終わりに30分でも現地へ向かって竿を振る生活。
耳を澄ませ、ライギョの捕食音や呼吸音を探るのですが、最初の頃は鯉の跳ねる音との区別もつかず、そのたびに胸が高鳴ったものです。

そんな日々を重ねるうちに、少しずつ「バイトが出やすいパターン」や「フッキングに持ち込めるパターン」が見えてきました。
例えば、着水音はできる限り無音が理想ですが、自分の技術では難しい。
そこで菱の厚い部分やハスの上に落とす、または対岸の葦の低い位置に引っ掛けて提灯釣りからスタート。
バイトがなければ、そこからポチャンと落としてステイ → バイブ → ドッグウォーク。菱のエッジに頭を引っ掛けて再度バイブ。
菱の上ではライギョが見失わない程度のスピードでリトリーブし、途中のポケットでステイ&バイブ。――そんな一連の流れがハマることが多かったと感じています。

タックルは、もともとイトウ釣りで使っていたテイルウォークの「ナマゾンモバイリー5.9 XXH」に、アブガルシア「ビッグシューターコンパクト」。
ラインはPE6号を巻き、大久保幸三さんが“最強ノット”とうたうシステムでフロッグを結束しました。

ただ使ってみて強く感じたのは、ロッドのパワー不足。XXHとはいえ、菱の根ごとフッキングに持ち込むライギョ釣りでは、ティップが柔らかすぎました。
結果、ライギョ用フロッグに使われる極太フックでは貫通に至らず、草化けして悔しい思いをすることもしばしば…。

少し長くなりましたので、この続きはまた次回に書こうと思います。

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