チェンマイ旅行記②車編
今回は、チェンマイで見かけたクルマについて書き留めておこうと思います。
まず目立ったのは、ピックアップトラックの多さ。
そのほとんどが日本車で、たまにアメ車が混ざる程度。
乗用車も、ソウテウ(乗り合いバス)も、貨物車も、何でもかんでもピックアップトラックがベースになっている感じでした。
特に多かったのが、ハイラックスや、日本では販売されていないいすゞのD-MAX。
ソウテウは赤いボディで統一されていて、一目でそれとわかるようになっています。
タイ語はもちろん、英語もほとんどできない自分にはちょっと敷居が高く、結局乗ることはありませんでしたが、使いこなせたら観光には最高の足になるんでしょうね。
ホテルの前では、ツアー送迎用なのか、ハイエースが何台も停まっていました。
しかも、日本では未発売の300系ハイエースワゴンも普通に走っています。
全長6メートル近い巨体で、狭い路地を器用にスイスイと走り抜ける姿は感心ものです。
道は慢性的に混んでいて、車とバイクが入り乱れています。
正直、自分はここで運転する自信はありません…。
中国の電気自動車も目立っていました。
華僑の方が多いせいもあるのでしょうし、技術的にも我々が思っている以上に進んでいるような気がします。
10年ほど前に中国の深圳へ行った際、既にスクーターのほとんどがe-bike化していて、「あぁ、日本はもう遅れを取ったな…」と感じたのを思い出しました。
あと、ちょくちょく見かけたのがイギリス生まれのMGのハッチバック。
昔はミジェットやMG-Bといったライトウェイトスポーツカーの代名詞でしたが、今は中国メーカー傘下だそうです…。
そのうち日本のメーカーも飲み込まれちゃうのかな…ちょっと抵抗あるな〜。
近距離の移動では、妻とトゥクトゥクをよく利用しました。
クソ暑いチェンマイの街中を、あのパタパタ唸るエンジン音とともに颯爽と走り抜けるのは、なかなか爽快でした。
ある日、ホテルの前にドーンと鎮座していたのは、ド派手なスカニアの二階建てバス。
公務員さん御用達の車両だそうで、なんというか…格差社会とか貧富の差とか、色々と考えさせられる光景でした。
総じて言えるのは、チェンマイを走る車は高級車が多いということ。
日本車にしても、それ以外にしても、商用車も乗用車も、とにかく高価な車がバシバシ走っています。
しかも、何らかのカスタマイズが施されていて、どれもかなり個性的でカッコいい!
クルマたちから、国民性というか、伸び代たっぷりのパワーみたいなものを感じることができました。