チェンマイ旅行記④怪魚編

今回は、チェンマイ旅行中の釣りについて書いてみます。

出発前の事前情報では、チェンマイはちょうど雨季。毎日大雨で、あちこちが通行止め。釣りなんて到底ムリ…という悲観的な情報ばかりだったので、期待もタックルも持たずにチェンマイ入りしました。

ところが、連日の好天!
親戚の用事もスムーズに済んだので、1日だけ郊外の釣り堀に行くことができました。

今回のメインターゲットは、いわゆる“怪魚系”

・チャオプラヤ・ジャイアントキャットフィッシュ

・レッドテールキャットフィッシュ

・アリゲーターガー

少し前までは、まったく興味のなかったジャンルですが、YouTubeなどで怪魚コンテンツを見るたびに、少しずつ憧れのような感情が湧いてきていました。

特にアリゲーターガー。あの姿のカッコよさ。
最大で全長2メートルを超える超大物。
「一度は釣ってみたい!!」そんな気持ちが強くなっていました。

予約していた釣り堀で、レンタルタックル(ツナゲーム用のような強めのスピニングタックル)を借りて、餌釣りでスタート。
※残念ながらレンタルルアーは無し…。

エサは3種類。

生餌(ボラのような魚)

チキン

食パン

ラインはタコ糸のような極太PE。ハリスもPEを撚ったようなもの。
巨大なフックに餌をセットし、まずはジャイアントキャットフィッシュのポンドへ投入。

水面に浮いているエサをじっと見ていると、下から大口を開けたキャットフィッシュがスーッと吸い込む…!
すかさず渾身のフッキング!!

ここからが大変。
スピードこそ無いものの、まさに“トルクの化け物”。
ガッチリ締めたはずのドラグをいとも簡単に鳴らし、ラインをズルズルと引き出していきます(笑)

ファイト時間はおよそ10分。ようやくネットインした魚体は、たぶん30kg前後。
この1尾で早くも満腹感。妻に交代。

すると妻もすぐさまヒット!……が、ロッドを立てた瞬間、まさかのぎっくり腰再発(汗)
その場でギブアップ宣言。再び交代。
腰の弱い妻にはちょっと酷な話でした…。

ギックリ直後で意気消沈w

その後も切られたりバラしたりしながら、最終的には最大40kgクラスを含む3尾をキャッチ。

次は、アリゲーターガー&レッドテールキャットフィッシュのポンドへ移動。

このポンドでは、エサ投入後にスピニングリールのベールを起こしてフリーで待つスタイル。
ガーは口が長くて硬いため、食わせてからしばらく待つのがフッキングのコツとのこと。

まず掛かったのはレッドテール。
ジャイアントほどのトルクは無いけれど、その姿がとても綺麗。
怪魚ハンターたちが熱くなる理由も納得です。

レッドテールを丁寧にリリース。
その直後、ラインがスルスルーッと引き出されるアタリ!
「今度こそガーだ…!」と信じて、しっかり食わせるまで我慢。
重みが乗ったところでベールを戻して、フッキング!!

ここからはもう、夢のようなファイトタイム。
半端ないスピード、ストロークのあるヘッドシェイク。
暴れる、暴れる!(滝汗)

ランディング寸前まで全力で抵抗し続けたその魚体は、120cmオーバーのアリゲーターガー!
なんというカッコよさ…。
まるでミサイルのようなボディ。
リアルな“ワニ顔”。
鎧のような硬い鱗。

もう、最高のファイターでした。
「これが釣りたかったんだよ!!」

正直、エサ釣りと聞いて少しがっかりしていたのですが…
そんな気持ちも吹き飛ぶ、最高の出会いとなりました。

次回タイを訪れる際は、ルアーでメコンオオナマズに挑戦したいですね!

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